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椿山太鼓踊り

担当 : 教育委員会 / 掲載日 : 2012/04/24

 

椿山の太鼓踊りは、氏仏堂で、安徳幼帝の子守歌として、また平家の武将や公達(キンダチ)の霊を慰める祭りとして、毎年古式通りに奉納され、数多くの伝説とともに、椿山集落の人々に受け継がれてきたものです。平成3年には、旧池川町の無形文化財に指定されています。

踊りは一見単調に見え、数人の男性の踊り手が輪になり、饅頭笠をかぶり、腹には大きな締め太鼓を乗せ、歌に合わせて、真っ白いカナバの房の付いたバチでリズムをとりながら、ゆっくりと輪になって巡るものですが、両手に持つバチの調子一つ狂うと踊れないというデリケ−トさを持っている踊りでもあります。

特に、夜に踊るとなれば、氏仏堂の境内にある数百年の歳月を刻んだ老杉が篝火の大きな火影に夜空高く浮き上がる中、篝火を囲んだ踊り手が実に緩やかな歩みで舞い進む姿が赤い炎に浮かび上がる情景は、まさに幽玄の世界を描き出します。

踊りには、「念仏踊り」「あやの踊り」「さんばれ」「敦盛踊り」「御所踊り」などがあります。

この踊りは、毎年8月3・4・14日、9月5日、6月20日(虫供養)に行われますが、かつては何十人もいた踊り手たちも、山間地域の過疎化と高齢化のため数名となり、今では太鼓踊りを伝える者も数少なくなっています。